タイバンコクの教育ビザ・保護者ビザ習得方法について

近年では日本の教育制度に不安をお持ちの方や、海外でのびのびと英語教育を希望する方が増えておりタイ・バンコクへ教育移住や母子留学を目的として来られるご家族が増えております。日本で既にインターナショナルスクールに通われているが海外で教育を受けさせたい方や小学校に上がるタイミングでバンコクへ教育移住、元々別の国で暮らしていたがタイが大好きでバンコクへ移住されてくる方もいらっしゃいます。

年々と日本の教育制度も変わっているようですが、良いものをどんどん早く取り入れる海外の教育方針とは異なり子供には海外で教育を受けさせたいとご要望するご家族からのご相談も増えております。タイでの教育の魅力としてはインターナショナルスクールの数が多いのびのびと子育てがしやすい、年中夏の為過ごしやすく、1年を通してスポーツができるなど魅力は沢山です。日本人が海外に長期滞在する場合に習得必須なビザもタイは他の国に比べ習得しやすく、お子様がインターナショナルスクールに通う場合は教育ビザ・保護者ビザの申請が可能です。

注意 :インターナショナルスクールでは教育ビザの申請書類の制作は可能ですが、実際にビザを発行するのは政府の方です。

これからお伝えする内容はインターネットの情報をもとにまとめたものではなく、実際にビザの申請サポートをさせて頂きました体験談をもとにクライアント様のご協力を頂きながらお伝えするものです。SGBでは学校との信頼関係を大切にしており、ビザ申請に関しては学校にも協力頂きながら慎重に進めております。

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ビザについて

タイに限らず日本以外の国に長期滞在となると必ずしも検討しなければいけないのがビザです。ビザとは日本国籍を保有する者が海外に長期滞在する場合入国許可証としての役割を果たすもので、査証ともいわれます。観光のような短期滞在の場合国によってはビザを必要としない国もありますが、タイの場合長期滞在を目的とした入国では事前にビザの習得が必要です。ビザにも目的に応じて発行されるビザの種類がありますが、今回は教育移住が目的とした学生ビザ及び保護者ビザについて解説させていきたいと思います。

教育移住を目的で子供が習得するビザをNon Immigrant ED Visa (ノンイミグラントED ビザ)、申請する子供に対して親に発行してもらうビザのことを Non Immigrant O Visa/Guardian Visa (ノンイミグラントOビザ)と呼びます。親に発行して頂けるビザの条件としては子供一人に対して保護者一人のみとなりますのでお子様が一人の方で保護者二人分のビザをご希望とされる方はどちらかが保護者ビザの申請をすることが可能ですが、もうお一方は別の方法で長期滞在ビザを習得する必要があります。

教育ビザの申請方法

タイのバンコクへ教育移住、母子留学や短期留学の意思が固まってきたら次は学校探しです!バンコクには幼稚園も含め150近くのインターナショナルスクールがあります。学校によってビザの申請が可能である学校とそうでない学校があるので、ビザの申請が必要な方は必ず学校に問い合わせてみることが必要です。ここからはご依頼頂いたクライアント様が在東京タイ国王大使館にてビザの申請をされたのでクライアント様のご協力の元、実際の内容と体験談をリアルに解説させて頂きたいと思います!

ビザ申請の流れ

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ビザサポートのある学校を選ぶ

プライマリー以上の学校ではほとんどの学校がビザのサポートをして下さいますが幼稚園の場合は異なりますので幼稚園へ入学希望でビザサポートがあるインターナショナルスクールをご検討の方はお気をつけ下さい。

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学校が決まったら連絡する

通う学校が決まったら学校へ入学意思を伝えます。伝えることは必須ではありませんが体験談としては伝えることをオススメします!

同時にタイ大使館へ訪問するアポも必要となる為大使館の空き時間なども検討しながら逆算してスケジュールを検討下さい。訪問ギリギリにアポを取ると空きがない可能性が高いです。訪問する1ヶ月前からアポを取得することをオススメします。

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申し込み書を提出する

どこのインターナショナルスクールも入学を希望する方はお申し込み書に記入をして提出が必須となります。(デジタル)学校公式サイトにお申し込み書が記載されている学校とそうでない学校がありますので、お申し込み書が記載ない場合は直接学校にお問い合わせする必要があります。また、お申し込み書と同時に成績証明書やパスポートのコピー、予防接種履歴など提出する書類は学校により異なります。あと、クライアント様からのお問い合わせで一番多いのが英文での成績証明書の発行です。成績証明書は学校の事務の方に伝えれば発行して下さいます。学校側が発行して下さらないところもあるようですがその場合は無料で英文成績証明書のテンプレートを提供致しますので気軽にお問い合わせ下さい。(実際にテンプレートをご利用頂いたクライアント様は問題なく学校から受理頂いております)

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お申し込み→アセスメント受講→正式に入学許可が出る→入学意思を伝える→お支払い

お申し込みが無事に完了したら次は入学アセスメントの受講です。受講後学校より入学許可が出たら入学する意思を伝え、その後請求書が届きます。請求書が届いたら早めに銀行へ向かい海外送金が必要となります。海外送金の履歴がない方であれば銀行側が申請するまでに時間がかかる可能性もあるので時間に余裕を持って進めて下さい。また、海外送金をする場合は身分証明書やその他学校お申し込み関連の書類も必要となりますので必ず持参下さい。送金が終わったらレシートもお忘れなく保管下さい。送金した証明として学校に提出する必要があります。

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学校側が着金の確認をする

お支払い数日後に学校が着金を確認したらビザ申請に必要な書類の発行をお願いする必要があります。着金された日と送金した日で為替の変動があれば後に支払いを要求する学校もあるのでそういったことも頭に入れて頂ければ助かります!書類はシンプルなもので日本の在タイ国王大使館ホームページに必要な書類が詳しく記載されておりますのでこちらを参考に学校に発行して頂いて下さい。日本国内には在東京タイ国王大使館と、在タイ王国大阪総領事館、在福岡タイ王国総領事館の3ヶ所があります。

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書類が完成したら日本まで郵送してもらう

書類の中には学校側が用意下さるものでコピーで良いものと原本が必要なものがありますので必ず郵送して頂いて下さい。書類が学校より届くまでの期間にその他必要な書類等を揃える必要があります!

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書類が届いたら在タイ国王大使館へ訪問

ステップ2で記載した通り、在東京タイ国王大使館にてビザの申請をする場合は事前予約が必須となります。ビザの申請は書類に問題なければすぐ終わり、後日パスポートに貼って郵送されます。大使館へ入館する際には予約票の提示が必要です。予約確認メールが送られて来るのでプリントして持参するようにお知らせがあります。入り口の方に予約時間を伝え予約票を提出すると建物の中に案内されます。書類に問題なければ滞在時間は40分〜50分ほどで済みます。

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ビザの習得後

ビザの習得後は必ずビザの有効期限ビザの種類が間違っていないか確認下さい。間違いがなければいよいよ渡航日を待つだけです!

Oビザ(保護者ビザ)申請に必要な書類(こちら在東京タイ国王大使館のホームページに詳しく記載されております)

1. パスポートとパスポート原本

2. 証明写真

3. VISA 申請書(こちらからダウンロード可能) https://bit.ly/visa_ed

4. 経歴書(こちらからダウンロード可能) https://bit.ly/history_record

5. タイの入学予定の学校からの推薦状

6. ビザ発行を要請する日本側の教育機関発行の推薦状(Recommendation letter)

7. 申請者と就学者の家族関係を証明する公的書類

8. 就学者のパスポート顔写真ページコピー

9.航空券(e チケット)または航空券予約確認書コピー

10. 英文残高証明書

11. 入国後の90 日間の滞在先を証明する書類

2023年12月末にクライアント様の申請手続きをさせて頂きた時に必須の書類が追加されておりました。#10& # 11

・必要な書類は必ず在東京タイ国王大使館のホームページより確認下さい。

・お子様のED VISAの申請書類は保護者ビザの申請書類と若干異なりますのでこちらもホームページより確認下さい。

タイ渡航後のビザ延長申請方法

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タイへ入国後銀行口座を開設する

在東京タイ国王大使館にて習得したビザの有効期限は90日です。入国後90日以内に移民局にて1年間タイに滞在できる長期ビザの延長が必須となります。延長ビザの申請にあたり保護者1人に対して銀行口座に50万バーツ(200万円以上)以上の入金が必要となります。子供は銀行口座を開設する必要はありません。また、銀行口座にはビザの延長手続きをするまで50万バーツを下回ってはいけないという規定がある為、延長申請するまで50万バーツ以上をキープする必要があります。

50万バーツ(200万円以上)以上の入金が最低3ヶ月は必要となる為入国後は早めに口座開設しに銀行へ向かうことをオススメします。また、支店窓口は基本平日のみの営業ですが、ショッピングモール内の支店は土日も営業していることが多く、営業時間も長い為利便性が良いのでショッピングモール内にて口座開設することをおすすめします。

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90日以内に書類を揃え移民局へ行く

入学した学校より新たな申請書類を用意して頂きその他必要な書類を準備し、移民局へ向かいます。

1.戸籍謄本英語訳(タイ日本大使館にて可能です。申請して2、3日に出来上がるので受け取りに行く必要があります)

2. ビザ延長申請書TM7 https://bit.ly/TM_7

3. 証明お写真

4. TM30 外国人(タイ人以外)の滞在を報告する家主の義務を定めたもの

5. ビザ申請料金1,900バーツ

6. 銀行残高証明書(50万バーツ以上)

7. 学校からの申請レター

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いざ移民局へ!

番号札を取り、自分の番号が呼ばれたら番号席に行き書類を提出して顔写真を撮影したら終わりです。書類に不備などなければ15分くらいで終わります。無事にビザが更新されたら次は1年後です!

これからタイへ教育移住される方の参考として頂ければ嬉しいです。ご依頼者様のご状況・ご希望やご予算などしっかりとヒアリングし、学校選び、学校訪問同行、通訳、入学手続き、無料で成績証明書のテンプレートのご提供、入学後のアフターサービスなど幅広く対応しております。バンコクでのインターナショナルスクール選びにお困りの方はご相談ください。オンライン初回45分無料相談受付中。ご希望する内容に応じてサービスプランをご提示致します。

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