日本では7歳になる年の4月に小学校へ入学をし、新学期がスタートして夏休み、冬休み、春休みを迎え3月で終了する教育制度ですが海外のインターでは新時期のスタート時期も学年の区切りも日本とは少し異なります。日本で1月1日〜4月1日に生まれた早生まれのお子さんは同学年でもお誕生日が遅い方になりますが、インターの場合は学年の区切りが8月になります為7月・8月生まれのお子さんが学年の中でも年下の方になります。また、英語に不安な方は学年を落として入学をご希望される方も多いです。セカンダリーになると一気にお勉強傾向が強くなるインターもある為学年を落として入学を指定する学校も少なくはありません。セカンダリーとプライマリーの場合入学する学年を最終的に決めるのは過去の成績証明書や入学を希望する学校のアセスメント、インタビューなどの総合結果で学校側が判断されるのであまり心配せずに学校と相談しながら進められたら良いと思います。
英語に不安を抱える方も多いですがインターへ入学をご希望のお問い合わせが増えております。SGBでは学校の担当の方、クライアント様と一緒に相談しながら手厚い入学サポートをさせて頂いております!
幼稚園の場合は異なり、園にもよりますがお誕生日の早い9月・10月生まれのお子さんは先生とご相談をした上で学年を繰り上げることも可能ですが、小学校へ入学した時にまた同じ学年を繰り返さなければならない学校が多いようです。小規模の幼稚園であれば割と対応が柔軟なところもありますが、新しく小学校へ入学する時に認められない学校も多いので検討することをオススメします。実際に9月生まれのお子様を持つ方で幼稚園では繰り上げて1つ上の学年より入学されたのですが、小学校へ入学された際に認められず同じ学年を繰り返す必要があった方もいらっしゃいます。
学年の呼び方もアメリカ式とイギリス式では少し異なります。例えば、日本の小学校1年生は、イギリスの小学校2年生に該当し、呼び方もYear2と呼んだり、アメリカ式であればGrade 1と呼びます。それ以外にもイギリス式では幼稚園をFoundation Stageとまとめた呼び方やアメリカ式ではEarly Yearと呼んだりします。特に幼稚園の場合は各園により学年の呼び方が異なるのでお気をつけ下さい。こちら今年度2023/2024年の学年表をまとめましたのでご参考下さい。
年齢 | お誕生日 | 日本での学年 | イギリス式 | アメリカ式 |
---|---|---|---|---|
18ヶ月〜3歳 | 2021年9月1日〜2022年8月31日 | 年少々さん | Pre Nursery/Nursery | Pre Nursery/Nursery |
3-4歳 | 2020年9月1日〜2021年8月31日 | 年少さん | Nursery | K1 |
4-5歳 | 2019年9月1日〜2020年8月31日 | 年中さん | Reception | K2 |
5-6歳 | 2018年9月1日〜2019年8月31日 | 年長さん | Year 1 | K3 |
6-7歳 | 2017年9月1日〜2018年8月31日 | 1年生 | Year 2 | Grade 1 |
7-8歳 | 2016年9月1日〜2017年8月31日 | 2年生 | Year 3 | Grade 2 |
8-9歳 | 2015年9月1日〜2016年8月31日 | 3年生 | Year 4 | Grade 3 |
9-10歳 | 2014年9月1日〜2015年8月31日 | 4年生 | Year 5 | Grade 4 |
10-11歳 | 2013年9月1日〜2014年8月31日 | 5年生 | Year 6 | Grade 5 |
11-12歳 | 2021年9月1日〜2013年8月31日 | 6年生 | Year 7 | Grade 6 |
12-13歳 | 2011年9月1日〜2012年8月31日 | 中学1年生 | Year 8 | Grade 7 |
13-14歳 | 2010年9月1日〜2011年8月31日 | 中学2年生 | Year 9 | Grade 8 |
14-15歳 | 2009年9月1日〜2010年8月31日 | 中学3年生 | Year 10 | Grade 9 |
15-16歳 | 2008年9月1日〜2009年8月31日 | 高校1年生 | Year 11 | Grade 10 |
16-17歳 | 2007年9月1日〜2008年8月31日 | 高校2年生 | Year 12 | Grade 11 |
17-18歳 | 2006年9月1日〜2007年8月31日 | 高校3年生 | Year 13 | Grade 12 |
イギリス式の小学校の場合さらに細かくご説明すると、Key Stageと言う段階で4区切りされています。セカンダリーもインターへ通う予定の方でこれから学校選びをされる方はAレベル、IBDPについても調べる必要があります!
学年 | Key Stage名前 | |
---|---|---|
Year 1 & 2 | Key Stage 1 | Primary |
Year 3 & 4 & 5 & 6 | Key Stage 2 | Primary |
Year 7 & 8 & 9 | Key Stage 3 | Secondary |
Year 10 & 11 | Key Stage 4 | Secondary |
Year 12 & 13 | Key Stage 5 | Secondary |
Year 11で受講するケンブリッジのテストIGCSE(必須)の点数が大学受験に大きく関わります!Key Stage 3で基礎知識、Key Stage 4から選択科目を選び得意分野で高得点目指し!そして更にA レベル又はIBDP高得点を目指した大学受験に向けてのカリキュラム。
どちらかと言うと日本に近いカリキュラム制度はイギリス式!
アメリカ式では小学校をElementary、中学をMiddle School、高校をHigh Schoolと呼び3段階に分けられています。IGCSEのようなテストはありませんが高校卒業の条件があったりGrade 9から選択科目コースになります。
学年 | 名前 |
---|---|
Grade 1-5 | Elementary |
Grade 6-8 | Middle School |
Grade 9-12 | High School |
アメリカ式の学校の特徴としては大学受験に必要なSATテストがあったり、AP科目(高校在学中に大学入門レベルのクラスが取れるプログラム)があります。アメリカ式の学校でも最後の2年間はIBを取り入れた学校もあったりします。アメリカの大学に進むことを前提にされている方はアメリカ式をオススメしますが、大学の選択肢を増やしたい方や帰国子女枠を使って日本の6大学やMARCHを目指す方にはあまりオススメしません。
セカンダリーの途中で日本へ帰国予定の方やプライマリーだけインターを検討されている方はあまり心配する必要はないかと思います。